Re: ( No.1 ) |
- 日時: 2021/01/25 02:46
- 名前: 錦鯉
- 既婚男性です。
産婦人科資料より。
1. 器質性出血・・・・何らかの病気が原因の場合 膣、子宮、卵巣などに異常があり、病気が原因で出血している場合です。 考えられる疾患としては、子宮頸がんなどの「がん」や、子宮頸管ポリープ、膣炎、子宮内膜症などがあります。 2. 機能性出血・・・・ホルモンバランスの乱れが原因の場合 病的な原因ではなく、体のホルモンバランスの乱れた時に起こる出血です。 環境の変化によるストレスがある時や、思春期や更年期などのホルモン量が不安定な時期に起こりやすくなります。 3. 中間期出血・・・・排卵期に出血している場合 生理と生理の間で、排卵の時期に出血がある場合があります。 生理的な出血で病的なものではありません。 4. その他出血・・・・妊娠した時の出血、性交などで膣内が傷ついたことによる出血 不正出血には上記以外にもさまざまな原因が考えられます。 妊娠初期の症状として出血する場合もあれば、甲状腺などの全身の病気が原因で出血することもあります。 不正出血の原因となる疾患
不正出血の原因はホルモンバランスの乱れのほか、怖い病気が潜んでいる可能性もあります 子宮・卵巣でおこる出血 ・機能性出血…無排卵やホルモンバランスの乱れで起こる ・卵巣腫瘍…卵巣にできる腫瘍。どの年代でもできる可能性がある
子宮筋層でおこる出血 ・子宮筋腫…子宮にできる良性のこぶ。不正出血のほかに、月経量が増加(月経の異常)がみられることもある
子宮内膜でおこる出血 ・子宮内膜ポリープ…子宮内部の良性のできもの。増殖した細胞が内側に突出してできる ・子宮内膜炎…子宮内に細菌などが入り込んで炎症して起こる。腹痛や発熱、おりもの異常をともなう場合もある
子宮頸部・膣部・膣でおこる出血 ・子宮頸管ポリープ…子宮の入口付近にできる良性のできもの。少しの刺激で出血しやすい。 ・頸管の炎症…子宮の入口に細菌が入って起きる炎症。 ・子宮頸がん…子宮の入口付近に起こるがん。若年層での罹患が増加している。 ・膣部びらん…内膜が赤くただれた状態になること。性交時の出血や炎症による不正出血を引き起こす。 ・膣炎…膣内部で起こる炎症。原因はさまざまで、かゆみをともなったり、おりものに異常がみられる場合もある ・膣がん…膣の内壁に発生するがん
子宮体部でおこる出血 ・子宮体がん…子宮の内部にできるがん。自覚症状として不正出血や、血の混じったおりものが出る。
不正出血があった場合、出血の様子を見て病気によるものなのか自己判断することは大変危険です。 不正出血には、子宮頸がんや子宮体がんといった大きな病気から 子宮筋腫や子宮内膜症などの治療が必要な病気もあります。 ホルモンバランスの乱れからくるものだと自己判断したりせず 原因を特定するために、おかしいと思ったらすぐに婦人科を受診しましょう。
もう1つ。
たとえ医師の知り合いがいたとしても、自分の専門からはずれると下手をすると本やネットでの知識がある一般人以下です。
女医さんの不妊治療の記事で基礎体温を口中舌下で測ることも知らなかった(実は忘れていた)、という記事には笑ってしまいました。
120.137.179.61
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