手術の彼に付き添い 親が激怒してしまいました |
- 日時: 2012/08/21 22:59
- 名前: ぱむ
- 先日彼が、入院して気胸の根治手術を受けました。
内視鏡で肺のブラを摘出するものです。
彼の入院している病院は、彼の地元で、私の実家から電車で3,4時間かかります。
私は手術の前日からそちらにお邪魔して、手術の日も、彼のお母さんとともに彼を待ちました。 本当はその翌日に彼が落ち着いたのを見て帰る予定で、 二泊したホテルもチェックアウトしていました。 でも予想以上に苦しそうな様子に面会時間が終わってもひとりにできる状態ではなく、 その日は個室を取り一晩中付き添いました。 さらにその次の日、彼は大分調子が良くなったものの、前日の苦しさもあって不安だったのか いつになく甘えた様子で帰らないでほしいと懇願するものだから、 もう一泊だけ伸ばそうかと思ったところ
このことで、私の親がとても怒ってしまいました…。
私も彼も今年21歳になる大学3年生。 医学なので卒業にもまだほど遠い、親の脛かじりであることは分かっています…。
彼女なんて全然他人で、手術当日に行くことすら認められないかもしれない。 あんまりお邪魔したら、厚かましすぎるかもしれない。 彼の親御さんのことばかり気にかけていました。 それで彼の親御さんが、「いいよ、いたいだけいなさい」という風だったから、 彼が帰らないでほしいと言えば、「じゃあもう一泊してもらいなさい」という風だったから、 そのお言葉に甘えきっていました。 実際に彼の親御さんは本当にオープンな感じで、私にもとてもよくしてくださって、 彼自身親の前でも平気で「○○にいてほしい」などというものですから。
私の親は、まったく違います。 これまで色恋沙汰は、ほとんど話してこなかった家庭でした。 彼とお付き合いをはじめて1年以上たち、その間少しずつでもいいから分かってもらおうと どこかに泊まりがけで行く際などは必ず言葉を選んで話してきました。 そして今回のことを行く前に説明して、ようやく彼の名前を訊いてくるなど 興味を示してくれるようになったところでした。
お見舞いならまだしょうがない。 でも、なぜ付き添いまでする?
婚約している訳でもない、お互い学生で、 なぜそんなに連泊してまでそっちにいるんだ
付き添いまで頼みたいのなら、向こうからも一言何かなければいけないだろう
残念だけど、もう向こうに対して不信感しかない
とにかく今すぐ帰ってこい!今すぐ!!
こんな感じでした…。 もっともだとも思えます。 甘かったなとも思います。 せっかく、本当に自分にとって大切な人だから、親にも認めてほしいと思ってがんばってきたのに。
でも、どうしてそんなに?と納得できない、子どもっぽい思いが、拭えません。 そばにいさせてもらえるのなら、いくらでもそばにいたかった。 彼が求めてくれるのなら、無理をしてでもいてあげたかった。 どうしてそれが、そんなにもいけないことなの…。
手術翌日(本来帰るはずだった日)の彼の様子は、本当に辛そうでした。 発作的に来る術後の痛みに、息を詰まらせて、表情がなくなって。 普通に顔をしかめて痛がるのと違う。 口も開きっぱなしになって、上手く喋れなくなるほど乾いてしまって。 彼が痛みに身体を強張らせると、ドレーンの管を血がサーっと流れて行きました…。
医学生だけど、まだ臨床の知識は何もない。 でも病院を回ったり、解剖実習があったりという中で、いろんなものを見てきている。 あのときの彼の表情、乾ききった唇からは、 いつかの病棟で見た末期癌か何かの患者さんの表情が思い起こされて、 苦しすぎてもう訳が分からなくなっている人の表情であることが分かってしまって…。 一瞬ぞくっとしました…。
それでもやっぱり、いろんなものを見てきているからか、 そういう人に対する対応も少しは身に付いていたようで。 「だーいじょうぶ●●くん、だいじょうぶだから^^ やさしく息してあげようねー 力抜いてあげよう ほーらじょうずだ、落ち着いてきた…」 両腕の上腕あたりを必死でさすりながら、常に笑顔で、声をかけ続けました。
既に痛み止めの点滴はしてもらっていて、 何度も痛みが来るたびにナースコールする訳にもいかない。 ご両親もそうなると遠巻きになってしまったりするので、 馬鹿ですが、彼を落ち着かせられるのは私しかいないくらいに思っていました。 彼も、痛みがきそうと思うと、強張りかけた身体で私を求めてくれました…。
そんな状態で、そばにいて、帰らないでって言われたら、 社会的に見たらただの学生がすることではないかもしれないけれど、 何の責任もとれないただの彼女と言う立場で出過ぎかもしれないけれど、 でも、単純にそばにいてあげたいと思うのは、そんなにいけないことですか…?
心配させてしまったことは反省しています。 実際その4日間ほどで、体重も激減しました。
でも、それほどまでに大切なものが、生まれてはじめて、外の世界でできたんだ…って、 分かってほしかったです。
それを私の軽はずみな行動で、認められないものにしてしまったと思うと…。 でも、軽はずみだったかもしれない、浅はかだったかもしれないと思っても、 ほかに選択肢なんてなかったという思いもあって。
ここまでの長文を読んでくださった方、本当にありがとうございます。 思うところがありましたら、ご回答よろしくお願いいたします。
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