Re: 年下男性を好きになりそう ( No.1 ) |
- 日時: 2011/07/09 23:13
- 名前: ROW
- こんばんは。
「大好きな」方と別れて生じた傷心を癒す為に凡そ費やされた2年の時。“長い”か“短い”かは勿論人夫々ですけど、文面から察するにぼんさいさんには「長い」時間ではあったのでしょう。元々のお住まいから東京の方へ移られたのは、未だ傷心を抱えているためでしょうか。それともまた別の理由がある。
どちらにしても新しい場所を“居場所”として心機一転、身も心も一新して再スタートを切り、そしてまた新しい「出会い」を果たされた。出会った彼、にたいし仄かな恋心、好意を抱きつつあるぼんさいさんの目下の悩み事の年齢差のネック、ですが・・・。
初婚で30代、となると正直申し上げて、想定される今後のパートナー、結婚相手の条件にはおなじく初婚で、同年齢かあるいは年下の方、が概ね求められる傾向は強くなるでしょう。
ぼんさいさんは、つまり離婚の経験のある方、として「相手」に何を求めますか。「再婚」かそれとも「(結婚を前提としない)私的な交際」か。思い描く関係性の内容如何によっても対応はかわります。“再婚”の場合は年齢に加えて、「子ども」の存在や意思も尊重する必要もあります(お子さんの年齢によっては意思意向の確認は不可能となりますが)。ぼんさいさんには今ご自分のお子さんがいらっしゃるのでしょうか(どうもいないようですが)。
相手の方の年齢や立場から考えても「結婚」を抜きにしたお付き合いはあまり現実的ではなさそうですね。
先に述べたぼんさいさんにとっての「2年」。その「長い月日」の中、ぼんさいさんはただ無為に過ごされていたのではないのでしょう。あれこれと考え、思い悩み、生きるための「答え」を懸命に見出そうとしていた。それは離婚された相手の方への未練を断ち切るために要する期間だったのだろうし、今後の先行き方針を定めるための期間でもあった。
何より寂しかった、のですか。人知れず孤独を味わい、人知れず“耐えて”いた。耐え忍びつつ心に生じた見えない空白若しくは穴、をいつか埋め合わせたいと願い望まれていたのでしょうか。無人島に漂流し、文化社会から隔絶され孤独きわまる生活を余儀なくされる人間は、「いつか故郷に」帰りたい、強い望郷の念にかられ決して薄れない。「人の温もり」は誰も求め欲するものですよね。
ぼんさいさんには抜き差しならない謂わば「事情」があります。ぼんさいさんに限った話ではなく、日々を送る中、皆夫々の「事情」を大なり小なり持たれている。意中の彼、もまた例外ではないでしょう。双方の事情が重なり合えば心身の距離もそれだけ縮まりますが(すくなくとも可能性は高まりますが)夫々の内容と背景の差によって遠近が変わってくる。
私の言及する「長さ」とは「重さ」です。年齢差はもとより2年の月日、あるいは離婚に至るまでのいきさつの「重み」を今の意中の方の「受け止める」スタンス、姿勢が分水嶺となる。そしてぼんさいさんは「聞く」、呼びかけるなり問いかけるための一歩に中々踏み出せない。
しかし具体的な行動に移さない以上は、ぼんさいさんの望む事態の進展も難しいようです。例えば長く重い「2年間」を強かな経験値に変えて、「友人」の態度を崩さずにかつ無理なく少しずつ意中の方に歩を進め、そして時機を見計らいご自身の意向を「伝えて」みる。
勿論良くご存知のように「気持ちを伝える」告白行為において、相手の「事情」も充分踏まえ寄り添う心がけと分別が先ず求められます。ご自身の意向と相手の意向の擦り合わせ、を常に念頭に置く務めがあるし、時には「諦める」覚悟も持たなければいけません。様々な制限やリスクを厭い、「友人」のままの関係に安心を見出し、結果「言わない(告白しない)」選択も賢明だとは思いますよ。
相手に伝わらない、あるいは伝えない「好意」に条件も制限も一切ありません。年齢の差も、離婚歴も、今この瞬間に「好き」な気持ちを妨げる要素にはなりません。しかし柵から「開放」したその時、振り落とされないように乗りこなすためには“経験”の手綱を確り取らなければいけない。
望むべき話ではないとしても「バツイチ」は飽くまで“経験”のひとつです。「経験」を今後に活かすも殺すもぼんさいさんの振る舞いや意向次第、となりますね。
とあるアクシデントにより「無人島」に漂着した15人の少年たちの物語がベルヌによって著されましたが、彼らの過ごした期間はちょうど当時のぼんさいさんと同じ2年間でした。題名は「2年間の休暇(邦題:15少年漂流記)」。彼ら主人公たちは単に2年を生き延びたのではなく、幾多の試行錯誤や葛藤を“経験”して次第に心身の“成長”を遂げていきました。つまり少年から大人へと変わっていく「通過儀礼」のメタファー、象徴的な意味合いもテーマとして当作品に込められていたのです。
ぼんさいさんは勿論立派な「大人」ではあります。けれども「(心の)成長」が止まった訳でもありませんよね。
どうぞぼんさいさんの「2年間の休暇」を無効、徒労に終わらせないように、ぼんさいさんの「成長」に結び付けられるように・・・。
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Re: 年下男性を好きになりそう ( No.2 ) |
- 日時: 2011/07/10 22:36
- 名前: ぼんさい
- ROWさま
思慮深くていねいなレスありがとうございます。趣味の世界はせまいのであまり具体的な話はしたくないのですが、私は外国の都市から来ました。日本には居住権・労働権があり、仕事はフリーランス、お察しの通り子供はいないし、仕事は日本にいた方が有利なので、思い切って引越しました。いつまで滞在するかは未定ですが、少なくとも来年の秋まではここにいるつもりです。
両親は日本人で、父は2年前に亡くなり母一人になったので、それも一つの理由です。でも最大の理由は、住んでいたのは小さな都市で(日本でいえば前橋とか)、元だんなもマイナーな趣味を共有するためしょっちゅう顔を合わせたり、噂の対象になったりするので、嫌になったのです(彼は別れてすぐ若い恋人を何人か作った模様。最近のことは知りませんが)。同じ環境にいないと彼のことを考えないし、精神的に楽です。逃避と言われればそうですけど、何のメリットもなく自分をあえて苦しめる必要はないともいえませんか?
私と似たような状況の女友達がいますが、彼女は子供がいるにもかかわらずがんがん恋愛しています(私よりはるかにもてるのでチャンスも多いわけですが)。
この2年間は戦いでした。当然経済的にも苦しくなり、不景気で仕事はあったりなかったり。それでも一生懸命がんばったつもりです。趣味に打ち込み、仕事も深夜・週末関係なくある時に引き受け稼げるだけ稼ぎ、友人との時間を大切にし、辛かったけどカウンセリングも1年ほど受け、自分の弱さ・欠点に直面しました。何人かの男性に好意を示され、女友達には「すっきりするから遊びでつきあえば?」と言われたけど、どうしてもその気になれなかったので断りました。年に4か月日本で過ごすという実験を行い、そのついでにかなり悪化していた外反母趾の手術を受けました。旅行もして、久しぶりにヨーロッパの友人にも会ってきました。
今私は仕事をしながら専門学校に通ってスキルアップし、楽器を習い、趣味も続けています。趣味以外は仕事も勉強も一人でしなければならないので、さびしくないと言ったらうそになります。趣味の関係でずいぶん友人や知り合いができましたが、本当に親しくなったのは例の彼が初めてです。
私はもう結婚はしたくありません。ただいっしょに楽しい時間を過ごし、趣味をはじめ大切なことを共有できるパートナーを求めています。無人島のメタフォーはぴったりですね。恋愛は寂しさ始まる場合が多いとききますが、今まさにその精神状態にあるのだと思います。今まで寂しくなかったわけではないけれど、トラウマを忘れ、癒すのに必死で、仲のいい友人に囲まれていたこともあってそれほど切実に感じなかったのだと思います。
多分年下の彼は諦めることが正解だと思います。しばらく会わないで、頭を冷やすつもりです。
逃げてますか?
そうかもしれません。でも少なくとも今の自分を受け止め、苦しいときには「ああそうだね、苦しいんだね」と認めてあげて、日々の戦いを続けようと思っています。2年間誰も好きになれなかった人間が誰かを好きになったということは、心が死んでいなかったということで、喜ぶべきでしょう。
これからも心の成長を意識して生きていこうと思います。ありがとうございました。
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Re: 年下男性を好きになりそう ( No.3 ) |
- 日時: 2011/07/11 01:18
- 名前: ROW
- こんばんは。
此方こそ丁寧な返信どうもありがとうございます。外国からいらした、とお聞きしてちょっと驚きましたけど、日本国内に限定する理由も根拠も考えてみればありませんし、自分の狭い視野に今更ながら気付かされました。
「狭い視野」・・・と言えば、ぼんさいさんの“2年間”は私のそれこそ拙い想像を遥かに越えた経験を重ねられていたのですね。経済的心理的な苦渋苦難の最中、それでもご自分を見失わずに一日一日を大事に過ごされていたぼんさいさんを私はとても尊敬します。若しも私が此方に「相談」を寄せた時、“回答者”としてのぼんさいさんはより説得力のある叱咤と助言を私に差し向けるでしょう。
いまだその程度、の見識にわざわざ足並みを親身に合わせて頂いたぼんさいさんに深く感謝しつつ、これまた「趣味」の面においてすくなくない共感もしています。おぼろげに捉えた(勿論聞き質す積もりはありません)概要に関して、とても素晴らしく前向きで、エネルギッシュなぼんさいさんの積極性を感じますし、いままさに「心の成長」の軌跡を辿っていらっしゃるのだと思いました。
とても洗練された感性と落ち着いた佇まいに満ちた方でさえ「悩み」はある。例え如何なる方でも時に悩み事の袋小路に迷い込み、心の惑いを払拭できない。
本当に、“洗練”されたぼんさいさんの気質、は私が思うに「悩み事に煩う自分」を直視する視点にこそあります。拝見しながら私は(勿論全てではありませんが)非常に“ありありと”ぼんさいさんの「これまで」のいきさつが脳裏に浮かびました。
「好きになりつつある」のはつまり「既に好きに」なっている逆説的な証であり、内面の吐露、なのでしょうか。ありていにご自身の本音本心の「直視」を試みた上で、敢えて「隠蔽する」隠す決断。それを私は「逃げる」逃避行動とは思いません。いえ「逃げ」もまた、ご自身の心の安定に繋がる手段のひとつには為りえますね。
しゃにむに「立ち向かえば」良い、という話でもありませんし、硬軟使い分けた「生き方」が求められるのでしょう。“大人”になればなる程。
私は寧ろぼんさいさんに「大人とは何ですか」と切実に問いかけたい。“酸いも甘いも”噛み分けなければ精神の成熟は実際難しい。私には私なりの“目標”を掲げていますが、到達するにはあまりに経験の積み重ねが「甘い」のです。私はもっと「酸い」を知る必要を痛感しています。
「酸い」を充分以上に知ったぼんさいさんはだから「逃げる」権利と資格を備えている、とも言えるのではないでしょうか。逃避がご自分を見失う不毛な選択肢には繋がらないためです。ご自分を活かす術をよくご存知だからです。
「彼」、意中の方との関わりが如何あれぼんさいさんはぼんさいさんの“道”をこれからも確り歩まれる事でしょう。私も見習わせて頂きたいと心から思います。
でも・・・相手の方が年齢差を越えて同じような「好意」を持たれていたとき、そして「結婚という社会的制度に拘らず」生涯をパートナーとして付き添う意思をお持ちであれば・・・。
そのときは分別と弁えの鎧をかなぐり捨てて思う様「甘えて」みる。それを批判し非難出来る人も誰もいない。
夫々の味覚を噛み分ける、のではなく程よい「甘酸っぱさ」を同時に私は味わいたい、と常々思ってはいます。
“バランス”の取れた人生もまた理想論の範疇であれば、これほど「辛い」事もありませんね。何もかも「諦めなければ」ならないとしたら私は大人にはなりたくありませんが、結局時間を止める術も持ち得ません。限られたしかも留まらない時間の中で自分なりの人生を摸索せざるを得ない。
ムリに交友を辞める必要はないと思いますが・・・ともあれぼんさいさんの心の安らぎ、を私も心から願い祈っています。
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Re: 年下男性を好きになりそう ( No.4 ) |
- 日時: 2011/07/14 10:38
- 名前: ぼん
- こんにちは。ROWさんの問題提起には、いろいろ考えさせられました。
大人とは何か。「何もかも諦める」ほど悟っていないので、いつまでたっても悩みが尽きないのでしょう。何事にも執着しなければ、穏やかで迷いのない毎日が遅れると思います。
年下の彼(Y君とします)には過去のことは話していません。彼の過去についても詳しくは知りませんが、時々「あれ?」と思うような自己開示があります。彼も今までの人生でいろいろあったのではないかと思われます。でもまだ「重み」を共有する仲ではないし、私自身安易に話したくはないのです。
今はいっしょに楽しい時間を過ごせばいい。でも自分の中で期待が膨らみ、苦しくなると相手に迷惑をかけると思うので、心が落ち着くまで距離を置こうかと思っています。Y君が私に会いたければ言ってくるだろうし、それまでは自分のやるべきことを優先するつもりです。本当はもっと会いたいし、全く素直でないのですが、今後何があろうと私は生きていかなければならない。恋愛なしの人生に意味を見いだせなければ、私はまさにこの2年間を無駄にしたことになります。
ですから無理に交友をやめるのではなく、テンションを下げるために一休み、という感じです。
Y君が本当に常識を超えた心の広い人で、私のすべてを受け入れて好きになってくれればもちろんそれに越したことはないのですが、多分無理な注文だと思います。
10歳以上年下の男性と再婚したバツ2の知り合いもいるし、「絶対ありえない」話ではないにしても、可能性は低いし、のめりこんで自分を見失うことには何のメリットもありません。
とりあえず自由でオープンなスタンスを変えず、明るく前向きに生きていくしかないですね。
ヴェルヌは読んだことがないので、「15少年漂流記」を読んでみようかと思っています。
ROWさんも目標に向かって日々戦っていらっしゃると思います。お互い 道が開けるといいですね。
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Re: 年下男性を好きになりそう ( No.5 ) |
- 日時: 2011/07/19 23:59
- 名前: ROW
- こんばんは。
お返事遅くなり、すみません。「テンションを下げるために一休み」、ですか。なるほど・・・。
色々と心の整理、がついたときまたYさんとの新しい展望が開けるかもしれませんね。恋愛をしてもしなくても考え方次第で人生に「潤い」は齎されるものですが、やはり「人を好きになる」その気持ちはいつまでも瑞々しく失わずにいたい。
・・・などと私などは考えたりしますが、ぼんさいさん(前回のHNでそのまま書き込ませて頂きます)はもっと柔軟に様々な錯綜する感情を受け流すなり、対処して充実する日々を送れる力を既にお持ちの方なのでしょう。
私としても改めて色々見習いたく思います。
「15少年」のお話、半ば押し付けたようで少々恐縮していますが、わざわざ気にかけて頂きましてすみません。
“2年間”決して無駄にはなりませんよ。おこがましくも私が保証します。
そしてこれからの「飛躍」をこちらから心よりお祈り申し上げますね。此方への気遣いも、ご親切にどうもありがとうございました。
それでは失礼しました。
220.148.211.206
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